こんにちは、体はいたって健康体のモモです。
病気知らずのわたしですが、何日か前から左足の親指が痛む感覚があったんです。
ヒールばかり履いていたせいもあり、もしかして外反母趾になったのか!?
なんて思っていたのですが、ほおっておいたら痛みは治るだろうと
いつもの悪いクセが出てしまい、病院に行かずに痛みをそのまま放置していました。
そして2日前あたりから親指の痛みが鈍痛から我慢しきれない程の痛みに変わり、
爪の根元の部分が膿みはじめたんです。
昨晩になると膿みの範囲も広がっていたので、ここでやっと病院へ行くことを決意。
わたしは元ネイリストでプロになる前にしつこいくらい爪まわりの病気を勉強していたので、ある程度知識があるはずでした。
でも病気の事を勉強したのなんてもう10年くらい前だったので、脳の片隅に知識を忘れていましたが
この症状…何か見覚えがある…
と、やっと思い出したんです。
そう、この症状は恐らくひょう疽(ヒョウソ)であろうと。
今日は、わたしがひょう疽になったときの記録を詳細に記事にしました。
ちょっとグロい写真も載せていますが、興味がある方は読んでみてください。
皮膚科受診前日
この写真は病院へ行く前日にとっさに撮った写真です。
※お見苦しくてすみません。
両足で比較してみました。
左足、めっちゃ腫れとるやないかーい!
皮膚科受診当日
ありえないくらいに腫れた左足を引きずって、皮膚科を受診してきました。
フラットシューズを履いていこうと思ったのですが、あまりの痛みに靴を履くことができず寒いけれどビーチサンダルで皮膚科に行くことに。
この判断はのちに良かったと思えることになります。
診察室にはいり、女医さんは触ることもなく初見でひとこと。
これはひょう疽ですね!膿もかなり酷いし、これは切開する事になります
えっ…!!!私は抗生物質を飲んで治すとばかりに思ってい他のに、まさかの切開!!!!何もしない状態でもすごい痛いのに、患部に麻酔の注射とか無理無理無理…!
と思いまいしたが、先生はすぐに
ここに横になってください
と、わたしを促します。
恐る恐るベットに横になると先生がこんな一言。
これは厄介なところにできましたね。
普通は爪の横に膿が溜まるんだけど、モモさんの場合は根元の爪が作られる部分に膿ができているので今後の爪の生え方に影響してくると思います。もしかすると一生平らな爪は生えてこないかもしれません
えええー!!!それはもう大問題です!
わたしは既出のとおり、元ネイリストなのでネイルにはこだわりがありました。
足の爪にネイルができなくなるなんて考えられない。
もう絶望感しかありませんでしたが、切開すると決まった以上、なにもなかったかのように爪が生えてくることを願うしかありません。
どれくらいの確率でちゃんと治りますか?
また、通常の爪が生えてくるまではどのくらいの期間が必要ですか?
と聞くと優しい先生は親身になって色々教えてくれました。
爪が変形してしまう確率はそんなに高くはないですが、一生平らな爪が生えない人もいまして、そうなると波を打った爪が生えてきます。また、爪が変形しない場合でも通常の爪に生え変わるまで1年は要します。
爪が生え変わるまでのことなので、やはり1〜2年はかかりそうですね。
麻酔の準備ができたようで、
今から切開を始めます。症状が重いので、けっこう痛いと思いますが少しの間我慢してください
と言われ麻酔針が患部に刺さった。
その瞬間は悶絶するくらいの激痛に思わず、痛いと口に出して叫んでしまうくらいでした。
患部が広範囲なため、何か所も刺すもんだから痛いいたいいたい。
このときばかりは早く麻酔が効いてくれと願うばかりでした。
麻酔の注射が終わり、いよいよ膿の排出作業に取り掛かる。
出てる膿を見ますか?
と言われたけど、私の頭の中はもうパニックで出ている膿をみている余裕なんてなかった。
切開している時も感覚がなかったはずなんだけど、膿を器具で押し出している時はさすがにまた痛んだ。
左足の向かって右側に多くの膿がたまっていたせいか、右側は麻酔の量も多く麻酔が効いてまったく痛くなかったんだけど、左側の膿を取り出すのがめちゃくちゃ痛く感じました。
膿を出し終わって消毒した頃先生に
膿を取り除きました。今後の処置の説明もあるので患部をみてください。
と言われ患部を見る。
すると爪を守っていた甘皮の部分がすべて剥ぎ取られていた。
爪は甘皮がある事により、爪を作る部分が守られているのだけど
甘皮がなくなり黴菌が入ったりしたら、また爪の病気を再発する恐れもあるので、甘皮が再生してくるまではガーゼで患部を覆わなきゃいけないんだろうなとすぐに察知した。
見るも無残な爪まわりに、心の中で悲鳴を叫ばずにはいられない状況だった。
先生いわく、ひょうそを切開した直後は足の蒸れる事もあまりよろしくないみたいで、なるべく激しい運動しないことや長時間靴を履かない、お風呂は暫くの間禁止でシャワーが良いとのこと。
暫くは膿が出てくるので清潔なガーゼで覆う事を指示され今日の診察は終了した。
診察後の姿。
なんと痛々しい。
でも包帯ぐるぐる巻きの足を見て、寒かったけどビーチサンダルを履いてきて良かったなと。この状況じゃとても靴は履けません。
おまけに切開する前と変わらず、歩くだけでも痛くて長時間歩く事は困難でした。
処方された薬は2種類で、
患部に塗る塗り薬、化膿止めの飲むカプセル。
これを1日2回、1週間分出ました。
皮膚科受診翌日
起きたら昨日のような激痛は無くなっていましたが、押したり、歩いたりするとやっぱり痛い状態です。
切開直後は患部がグロイ状態だったので写真を載せるのを躊躇してしまいましたが、翌日になると膿も少なくなっていたし写真を載せてみる事にします。
※回覧注意
どうですか?
爪の根本に血の塊はありますが、昨日と違い根本の切開した処が早くも塞がってきました。
昨日は普段甘皮で隠れている爪の根本も見えてましたから。
肝心な腫れは昨日とあまり変わっていないように思います。
腫れによって脇肉が盛り上がっているせいか、昨日までとは違う箇所が痛みます。(爪の先端が肉に食い込み巻き爪っぽくなっている)
左右の比較
腫れが収まるにはまだまだ時間がかかりそうですね。
ひょうその完治まで
処方された薬をしっかり使い、腫れが完全に引くまでは1週間くらい、痛みが消えて靴が履けるようになるまでに5日間くらいかかりました。
1週間後に皮膚科を再受診すると経過は順調とのこと。
あとは爪が生え変わることをひたすら待ってくださいと言われ、通院は合計2回で終了です。
ひょうそになってから2年経った現在は、ひょうそでダメージを受けた爪の部分も完全に消え、正常な爪に生え変わっています。
もちろんネイルも楽しめています。
まとめ
今日はわたしがひょうそになったときの記録を記事にしました。
私はネイリストをしていて様々な爪を見てきましたが、まさか自分がなるとは思いませんでしたし、あのとき皮膚科の受診が遅れていたら…正常な爪は生えてこなかったかもしれないと思うとゾッとします。
爪は健康のバロメーターと呼ばれており、とても重要な役割を持っています。もし爪まわりが酷く傷んだり、腫れ上がったりしたら、すぐに皮膚科を受診してください。
わたしは症状が比較的重かったようなので、完治まで時間がかかってしまいましたが、ひょうその症状が軽ければ、抗生物質の投与だけで済むことも多いようです。